【銘柄分析参考書籍】10万円から始める「高配当株」投資術

私の投資術ですが複数の書籍から自分なりに気に入った分析手法を抜粋してミックスする、という方法です。

”賢者は歴史に学ぶ 愚者は経験に学ぶ” という格言がありますがこれまでの私は完全に愚者に属しており自分の経験で何とかしようとしていました。

天才ならいざ知らず、私の様な凡人が上手くいくはずもなく、先人、成功者の知恵を拝借しようと決めました。

その中で参考にしている本の一つがこちら

こちらですがとにかくリスクを抑えて極力配当のいい銘柄に長期的に投資し、配当を再投資して回していくことでちょっとずつ資産を増やしましょう、という事をコンセプトにして書かれた書籍です。

正直個人的には配当が良い事に越したことは無いのですが、高配当銘柄で継続的に成長していく小型株を見つけるのはかなり難しいとも考えているので、あくまで参考程度に読んだのですが、銘柄選びのリスクヘッジになる考え方もあるので参考にしています。

スタンスとしては将来株価が極力下がる可能性のある、倒産のリスクが高い会社をを徹底的に排除し、長期的に配当を受け取って安定収益を得ていこうという安全志向な私の様な凡人投資家には結構合います。

 

買ってはいけない銘柄の判断基準①

まず財務的に危険な会社を排除するためのスクリーニング作業に使えます。書籍内は結構細かく書かれているのですがとりあえずは下記点を気にしておけば充分かとは思います’。

多額の有利子負債がある会社

こちらの書籍では財務的安定性を測る指標として、

利益余剰金 – 有利子負債  =  貯金 (資金余力)

と考え、多額の有利子負債がある会社への投資を非推奨しています。

具体的には最新の決算が発表された年の純利益の5倍以下、多くても10倍以下の有利子負債に収まっている会社を投資対象としなさい、としています。

50%以下の自己資本比率の会社

これは業界によって基準がマチマチなので一概に言ってはいけませんが、極力自己資本比率50%以上の会社を選びましょう、としています。

ただ高い成長率が期待できる新興企業は市場からお金を集めて財務状態が脆弱になっている場合もありますし、本人のリスクの許容範囲やスタイルによって変えれば充分かと思いますが、あくまで安全志向な考えと思います。

しかし自己資本比率10%以下の会社には間違っても投資すべきでは無いでしょう。

CF対有利子負債比率が10倍以下

有利子負債がCFの何倍であるかを計算し、有利子負債の返済能力を測る指標です。

一般に有利子負債額÷CF(若しくはフリーCF)が10倍を超えている場合は債務超過の可能性があるので注意しましょう、というものです。

売上や利益が毎年大きく動く会社や業種を避ける

知名度が高くても結構こういう会社は多いです。最高益を出した翌年に赤字に転落するなど、安定的成長が見込みづらいです。

四季報等をチェックして過去10年くらいの業績推移をみればこの辺の銘柄は避ける事が出来ます。

実態からかけ離れた見合わない高いPERの会社

2021年1-2月でいうとテスラや弁護士ドットコム等でしょうか。(他にも沢山ありますが)

これらの会社はPERが足元で1,000を超えており一度暴落が始まると株価が何分~何十分の1にも収束するリスクがあります。

また期待先行でPERが非常に高くなりがちなバイオ関連株を避けろ、とも推奨されています。

確かにこの辺のハイリスク銘柄は凡人が気軽に手を出すべきでは無いと考えます。(その分当たれば大きいのもありますが。。。)

 

高配当銘柄選びの条件

当たり前の事ではありますが配当利回りが高いことは勿論ですが、大前提として比較的業績が安定しており今後も安定的に成長が見込める銘柄を選ぶことが重要です。

配当利回り

理想は3~4%台ですが正直このレベルの利回りで割安PERで且つ安定的な成長も見込める、という銘柄はかなり限られますし相場の状況(全体的に相場が盛り上がって高めの値段を付けている際)では見つからないこともあります。よって2%台でも成長性が見込めれば買い候補となります。

2%台でも継続的に成長を続ける会社であれば将来的に増配される可能性+そもそもの株価が上昇する可能性が高いです。

配当性向が分かりやすい会社

配当性向は利益の何割を配当に回すかの割合です。この割合をIR資料内等で公約として掲げる会社、過去の傾向から判断できる会社、毎年バラバラな会社とありますが、ここを把握しておくことも重要です。配当性向とその年の利益の進捗率から最終的な配当金額が逆算でき、いざ増配、減配の発表がされる前に先回り出来るからです。

増配が発表されると勿論ですがは受け取れる配当の金額が増える+一般的には株価も上昇するのでダブルのリターンが得られるケースが多いです。

 

具体的な銘柄選別の手法

ここでも登場します、会社四季報です。読み込むのは大変ですが最初は興味のある業界からでも少しずつ読んでいきましょう

売上高 ⇒ 純利益 ⇒ PER ⇒ EPS (1株利益) ⇒ 有利子負債/利益余剰金   ⇒配当金(配当利回り)

という流れで見ていきましょう。見るべきポイントはこちらです。

  1. 売上は減少傾向で無い事 (決して右肩上がりで無くてもいいが長期的には増加傾向であること)
  2. 純利益が過去に赤字が無い事、こちらも右肩上がりで無くてもいい、EPSの過去からの推移も
  3. 業種により違いはあるが15倍以下は一つの目安、業界平均とも見比べるべき
  4. 有利子負債/利益余剰金の比率が5倍以下、最高でも10倍以下であること
  5. 理想は3%以上だが、過去からの傾向で増配傾向だったり、成長性が見込めれば2%でも候補

四季報の見るべきポイント